
星海社の「武器としての決断思考 (星海社新書)」を読みました。
京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授、エンジェル投資家の瀧本哲史(たきもと・てつふみ)さんが書かれた本です。
京都大で授業している内容を本にしたようです。京都大の授業を書籍化といえば以前ブログに感想を書いた「日本人はなぜ株で損するのか?」も同じですね。
本書は、京都大生へ「知識・判断・行動」をつなげて自分で考える方法を学び。エキスパートではなくプロフェッショナルを目指すことを伝えています。
プロフェッショナルとは?
1.専門的な知識・経験に加えて、横断的な知識・経験を持っている
2.それらをもとに、相手のニーズに合ったものを提供できる
上記、2つの条件を兼ね備えた人材のことをプロフェッショナルと言う。
ディベート思考
絶対に正しい解答はないと考える。議論によって意識的に違う視点、複数の視点を持ち込み、ぶつけ合うことで「いまの最善解」を出すことができるようにする。
行動へのメリット・デメリットを重複なく・漏れなく考え結論を出す思考。
※本書の注目箇所ですので、詳しくは書籍をお読みください。
ディベートのルール
1.特定の論題について議論する
2.賛成側と反対側に分かれる
3.話す順番、発言時間(制限時間)が決まっている
4.第三者を説得する
・議論が拡散しないように、「すべきか、否か」「やるか、やらないか」の問いで議論を作成すること。
・賛成、反対はディベートの直前に行うこと。
・必ず結論がでること。
相手を言い負かす討論番組をテレビで見かけますが、第三者を説得することがディベートのルールにあります。そのため、相手を言い負かす必要はありません。ディベートはある意味、「選択肢を決める」という目的に一致した人たちが平等な立場で論題のどちらが正しいか確かめ合うことのようですね。
ディベートをネット上でやれないか?
ディベートをネット上で行うことができればもっと価値のある答えを提示していくことができるのではないか?
ネット上での文字による口論を少なくする方法は正しい議論を見せることではないか?
流れ
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・論題を用意する
・進行役・ディベート参加者・ディベート観客者(審判)を募集する
・発言方法、話す順番、発言時間やディベートのルールを伝える
〜1週間ほど調査時間をあける
・賛成側、反対側に分ける
・賛成側、反対側、全員で連絡が取れる3つのチャットルームに入る
・賛成側、反対側で相談し合い賛成、反対の理由をまとめる
〜20分
・賛成側、反対側が理由を提出する
〜10分
・賛成側が反対側の理由に反論する
・反対側が賛成側の理由に反論する
×3
・ディベート内容を整理する
・観客者にどちらの意見が妥当かジャッジしてもらう
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ネット上でディベートを行った場合に想定できる流れを書いてみました。(重複なく・漏れなくとは行かない出来)時間などは調節すれば一つのディベートに対してかける時間を少なくすることは可能です。
議論が収拾がつかなくなる理由はルールを理解していないことが原因だと思います。特にネット上ではルールがなく、反論のフィードバックも遅いせいでネットはバカと暇人のものと思われてしまうのではないでしょうか。
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